かなり前に伊勢丹で「円空」展なるものが開催され、感銘し、
それ以来何かと仏様が気になる。
道端で仏様に会うとつい挨拶してしまう。
最寄り駅の道すがらにも、立派な木の下に、これまた大きな地蔵があり、
毎朝晩、自転車で通る度に挨拶をするようになっている。
円空作品に久々に会えるので、国立美術館へ。
奈良・平安時代の一木彫(一つの木から仏像を彫る)モノが多く展示されていた。
さっそく500円を出して解説のテープを借りる。
ボタンを押すと、なんと市原悦子氏の声による解説だ。
バックに流れるお経の声もなかなか良い。
目の前に現れる「十一面観音菩薩立像」
カッコイイ!!しばし見惚れる。
円空さん作品にご対面。
あら―少ない・・。
以前の「円空」展はかなりの数が全国から集められたらしく、一堂に会するのは、
もう二度と無いのかもしれないなぁ・・。
立派な顔の仏像もよいですが、円空さんの仏像は尚いいです。
「木喰」という方の仏像も初めて拝みました。
丸みを帯びた仏様はなんともユーモラスで愛嬌がありました。
まあ各作品は今こうして「美術品」としての展示されているわけですが、
やはり本来の姿、場所でまためぐり会えればと思うわけで・・。