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KILL BILL volume1 2003年公開
監督・脚本 クエンティン・タランティーノ
出演
The Bride・・・・・・・ユマ・サーマン/Uma Thurman
Bill・・・・・・・・・・デビット・キャラダイン/David Carradine Elle Driver ・・・・・・ダリル・ハンナ/Daryl Hannah Vernita Green・・・・ヴィヴィカ・A・フォックス/Vivica A Fox O-Ren Ishi ・・・・・・ ルーシー・リュー/Lucy Liu Budd ・・・・・・・・・マイケル・マドセン/Michael Madsen Sofie Fatale・・・・・・ジュリ−・ドレフィス/Julie Dreyfus Hattori Hanzo ・・・・・サニー千葉(千葉真一)/Sonny Chiba GoGo Yubari ・・・・・・栗山千明/Chiaki Kuriyama Pai Mei ・・・・・・・・・・リュー・チャーフィー/Liu Chia Hui The Organ Player ・・・サミュエル・L・ジャクソン/Samuel L Jackson Pai Mei(voice)・・・・・クエンティン・タランティーノ/Quentin Tarantin
▲ヒロインのザ・ブライド(ユマ・サーマン)はかつて史上最強と呼ばれた
闇の女エージェント。しかし、自分自身の結婚式の最中に、元ボスだったビル(デヴィッド・キャラダイン)の襲撃を受け、夫や、身ごもっていた子供までも惨殺され、自らも昏睡状態に陥ってしまう。4年間の眠りから目覚めたザ・ブライドは、自分の幸せを奪ったビルとその一味への復讐を決意する。憎き敵どもをひとり残らず血祭りにあげるべく、世界を股にかけた凄まじい復讐の旅に出る。
映画の感想といえば、最初は「ゲゲッ!」と・・。
私は観て「痛い!」映画ってダメなんですよ。
ハラハラさせられすぎるのもダメ。
目を瞑ってしまうタイプです。
だもんで、「あれぇ―、こりゃ俺の趣味に合わないかなぁ」
と思ったんですが、中盤からユ―モア感も多少増し、気分を盛り返す。
アメリカで残虐シ―ンが賛否両論だったんですけど、
時代劇を見慣れている日本人には平気ではないでしょうか?
「桃太郎侍」なんかも何十人という悪人をバッタバッタ切り倒すでしょう。
その時視聴者は、殺されていく侍に感情を抱くよりも、
殺していく「高橋英樹」の刀捌きに惚れ惚れする訳でして。
しかし一歩視点を変えれば、いくら悪人達とはいえ、
やっている事は殺戮には間違いないし、この辺がアメリカ人との見方の違いかも。
今思うと時代劇もある頃から、「ミネウチ」が主流になりましたよね。
あのホラ、刀をクルッと回して斬れない方で相手を倒す奴。
必ず、「助さん・格さん」もクルッと回してました。
たぶん教育委員会からクレ―ムきたりしたんだろうなぁ。
「KILL BILL」はあれの更にリアル版って感じ。
腕斬るは、頭飛ぶは、足斬るは、眼球飛び出るは・・そりゃ無いだろう!
ってツッコミ入れたくなるくらい。
たぶん監督はこの映画を観て、「ツッコミ」を入れてほしいんだと思うんですよね。それぐらい、沢山「そりゃね―だろう!」があって、
それを「好!」に思えればこの映画の評価は○。
ここもどうぞ。