劇的な情念をめぐって」−世界の名作より−
「イワーノフ」「オイディプス王」
新国立劇場 鈴木忠志演出
無事、使命を終え2ヶ月に及ぶ訓練、稽古、本番の日々が終わりました。
毎回感じる事だが、終わってしまえばあっ!という間。
日々変わりつつある肉体を確認でき、そしてそのような変化を起こしてくれる環境に身をおける事は、役者としてやはり、きつくても、有難い事だとしみじみ思う。
最初は、あまりに自由にならない身体にどうなる事かと思ったが、本番に近づくにつれ、変化が見えたのは進歩したって事じゃなかろうか。
前回参加の時は、千年計画のメンバ―が中心だったので、直接SPACの方々と、舞台上で絡む事が少なかったのですが、今回は同じ舞台に立たせてもらい、役の分量こそ少なかったものの、いろいろと吸収出来た事があり以前とは違った形で実りあるものになった。
劇場に入ってからは、男楽屋はわりと自分と同世代の方々と一緒だという事もあって何かと居心地の良い空間だった。客席で観ていたイメ−ジと違った、それぞれの方々の別な面が見れて非常に面白かったっす。
呑みに行こうと言いつつ果たせなかったのが心残りですが、
また何かの縁で、お会いできればと思うのですが・・。
新国立劇場の関係者の方々にも皆様お世話になりました。
そしてチャンスを与えてくださった鈴木監督、久保庭さん、
SPAC関係者の皆様有難うございました。